文化・伝統、産業がギュッと集まった城下町松江で今も守り継がれている職人たちの「手しごと」を体験!
江戸時代に城下町として栄えた松江、出雲大社を中心とした古代から語り継がれる神話舞台である出雲、たたらを代表とする「鉄」の産業で栄えた安来、雲南、奥出雲と出雲エリアは歴史も深く、今もなお文化、伝統が脈々と受け継がれている。
ここでは、今も守り継がれている職人の「手しごと」をピックアップしてご紹介します。松江市は城下町ということもあり、多くの伝統産業が集積しています。その中で、移動がしやすいエリアにあるプログラムに絞ってご紹介します。
中・小規模の学校やグループ別での研修旅行にオススメとなります。
出雲エリアの特徴
「手しごと」に関する学習素材のご紹介
「八雲塗」工房見学と絵付け体験
茶の湯文化に育まれた伝統工芸品の美しさや技に触れる。
- 産業・工芸
- 体験
- 所要時間:90分
- 最大受入:10人
- 松江市街地
店内にある工房にて、八雲塗の塗場、絵付け場、仕上げ場の製作工程を見学しながら、八雲塗の歴史、作り方、漆や漆器などに関する豆知識を学びます。また、職人指導のもと工程を教わりながら、用意された器に色漆を使って絵付けを行う体験もできます
和菓子作り体験教室
300年以上続く松江の文化を、老舗の和菓子職人指導のもと体験します。
- 生活・食文化
- 体験
- 所要時間:30~60分
- 最大受入:80人
- 松江市街地
城下町松江は江戸時代より茶の湯文化が発展し、茶処・菓子処として知られています。300年以上続く松江の文化を、老舗の和菓子職人指導のもと体験します。「入門コース」では生菓子で可愛い「ご縁うさぎ」を1種、「巧みコース」では本格的な「季節の上生菓子」を2種作ります。体験後はお抹茶(別途料金)と一緒にその場でいただくこともできます。
勾玉作り体験
古代より受け継がれる勾玉の歴史や文化に触れる。
- 産業・工芸
- 体験
- 所要時間:40~60分
- 最大受入:60人
- 松江市街地
古代から魔除けとしてお守りにされてきた勾玉作りを体験します。ロウ石という比較的柔らかい石をヤスリで削り、ペーパーで磨いて勾玉にする「削る勾玉コース」と、パワーストーンと呼ばれる多種多彩な天然石の丸玉を勾玉と組合せてワイヤーに通す「組合せ勾玉コース」があり、どちらもオリジナルのストラップやネックレスにすることができます。
あご野焼き体験
名物「あご野焼き」を江戸時代から続く製法で作り、松江の食文化を学ぶ。
- 生活・食文化
- 体験
- 所要時間:30~120分
- 最大受入:30人
- 松江市街地
職人指導のもと、昔ながらの手作り(炭火焼き)のあご野焼き体験ができます。 「あご」とはトビウオの呼称です。「すり身を棒に巻き付けられるように成形」→「すり身を棒に巻き付ける」→「手で形を整える」→「炭火焼き」の順に体験していきます。焼きたてのあご野焼きはその場で試食または持ち帰ることができます。
茶道体験
茶の湯文化が根付く松江の抹茶の歴史、茶道の作法や手順について学ぶ。
- 生活・食文化
- 体験
- 所要時間:40~60分
- 最大受入:34人
- 松江市街地
江戸中期の景色を残す塩見縄手の高台にある、「茶どころ松江」を象徴する茶室「明々庵」での特別な「茶道で学ぶ礼儀作法体験」。大名茶人・松平不昧公好みの茶室を見ながら、日常生活でも社会人になっても役立つ、立ち居振る舞いやお茶、和菓子のいただき方について学びます。もう一つの見どころは「城見台」。城見台から眺める松江城は江戸時代にタイムスリップした気分にさせてくれます。
来待石 彫刻体験
伝統工芸品「出雲石灯ろう」の原材料である来待石の石板にお好みの絵や文字を彫ります
- 産業・工芸
- 体験
- 所要時間:90分
- 最大受入:10人
- 松江市街地
伝統工芸品「出雲石灯ろう」の原材料である来待石。職員の指導で、石板にお好みの絵や文字を彫ります。博物館の見学とセットにすることで、伝統産業や来待石の特性について学べます。
また、来待石のペンダント作り、陶芸絵付体験もあります。
出雲かんべの里
出雲地方に伝わる民話や伝統工芸にふれる体験型施設です。
- 産業・工芸
- 体験
- 松江藩籐細工
- 木工
- 安来織
- 陶芸
- 所要時間:30分~
- 最大受入:4~30人
- 松江市郊外
出雲地方に伝わる民話や伝統工芸にふれる体験型施設です。民話館では、立体映像で小泉八雲の「耳なし芳一」を上映しています。囲炉裏ばたでは語り部が生の声で出雲地方の民話を聞かせてくれます。また、古事記に登場する「出雲神話」や小泉八雲の作品、弁慶伝説、山陰の昔話等をスライド、パネル等で紹介しています。工芸館では、松江藩籐細工、木工、機織り(安来織)、陶芸の製作過程が見学でき、体験も可能です。また、広大な敷地内には自然の森があり、遊歩道が整備され、展望台からの見晴らしは格別です。
紙すき体験
人間国宝・安部榮四郎が生涯情熱を注ぎ創り出した出雲民芸紙の歴史や手漉き和紙の魅力を肌で感じる。
- 産業・工芸
- 体験
- 所要時間:30~100分
- 最大受入:100人
- 松江市郊外
人間国宝・安部榮四郎が生涯情熱を注ぎ創り出した出雲民芸紙。素朴で美しく、強靭な出雲民芸紙ができるまでをビデオで学んだ後、実際に紙すきを体験します。すいた紙はお持ち帰りできます。また工房で職人の作業を見学できます。
蕎麦打ち体験
田園風景の中で蕎麦を打ち、出来たての美味しさを味わう。
- 生活・食文化
- 体験
- 所要時間:30~100分
- 最大受入:100人
- 松江市郊外
のどかな田園風景のなかに建つ、昔の木造校舎の教室を再現した体験交流施設で楽しい蕎麦打ち体験ができます。地元の蕎麦打ち名人の指導のもと、出来上がった蕎麦は教室の席に座って試食することも持ち帰ることもできます。
神話の学習を通して古代出雲を知る
国宝 出雲大社
古事記や日本書紀に登場する神話の舞台
- 歴史・文化・平和学習
- 見学
- 所要時間:60分
「大社造り」と呼ばれる日本最古の神社建築様式の御本殿は国宝に指定されており、中世には高さが現在の2倍にあたる48mもあったとされています。長く言い伝えとされていましたが、2000年に杉の大木3本を束ねた直径約3mにもなる巨大な柱が境内3ヶ所で発見されたことにより、この口伝が裏付けられました。専用のARアプリを使って「出雲大社高層神殿」の再現された姿を体感することができます。また、出雲では神在月(かみありづき)と言われる旧暦の10月に、毎年全国八百万(やおよろず)の神々が集まり、男女の縁をはじめとした様々な「縁」を結ぶ「神議(かむばか)り(会議)」が行われると伝えられており、神楽殿にあるしめ縄は長さ13.6m、重さ5.2tもあり、日本最大級の大しめ縄として知られています。
島根県立古代出雲 歴史博物館
国宝の青銅器群等、島根の歴史を総合的に展示しています。
- 歴史・文化・平和学習
- 見学
- 体験
- 所要時間:60分
出雲大社のすぐ東隣にある博物館です。国宝の青銅器や出雲大社の高層神殿模型、神話シアターなど、島根の歴史をわかりやすく展示しています。 学校との連携も図り、古代文化に触れることができる様々な体験をご用意しています。
体験プログラム 合金製和同開珎づくり・合金製丁銀づくり・石こう製銅鐸づくり・ プラスチック製銅鐸づくり・勾玉づくり・藍染め など
※要事前予約(14日前まで) ※体験料別途 ※展示見学とセット
荒神谷遺跡・博物館
史上最多の銅剣の出土地に隣接する博物館です。
- 歴史・文化・平和学習
- 見学
- 所要時間:60分
荒神谷遺跡では358本の銅剣をはじめ、銅鐸、銅矛が大量出土し、全て国宝に指定されました。隣接する博物館では常設展示の他、世紀の大発見となった当時の感動を伝える映像の視聴や、レプリカを触ったり鳴らす体験もでき、学芸員がわかりやすくご案内します。(予約制)
さらに出雲エリアの学習素材をご紹介
出雲エリアには、「古代出雲」や「神話」にまつわる学習素材など、まだまだ学習素材があります。
また、主な拠点として選ばれやすい松江市から約1時間程度で移動できるのは出雲エリアの特徴でさらに、観光スポットもギュッと詰まっていますので修学旅行のプラン作成にも最適です。
松江市
出雲市
安来市
雲南市
ヤマタノオロチ伝承地めぐり
神話ゆかりの地をめぐることで、神々の壮大な物語に想いを馳せる。
- 歴史・文化・平和学習
- 神話
- 見学
- 所要時間:30~360分
- 最大受入:40人
- 雲南市全域
奥出雲町
可部屋集成館・櫻井家住宅・庭園
櫻井家に伝わる美術工芸品や「たたら製鉄」資料等を集成した歴史資料館。
- 歴史・文化・平和学習
- 見学
- 所要時間:30分~
- 最大受入:40人
飯南町
助成制度、学習素材、宿泊施設、飲食施設など、ご不明なことはお問い合わせください
公益社団法人 島根県観光連盟
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